Simplex People

中路 裕紀

Yuuki Nakaji

金融フロンティアグループ

2008年 新卒入社

早稲田大学大学院 理工学研究科

早稲田大学大学院理工学研究科卒業。大学時代は数学に没頭しており、修了後は研究職へ進むつもりだったが、実践的理論である金融工学の存在に惹かれ2008年にシンプレクスに入社。入社後、社内初となる3年連続のスキップ(飛び級)を実現し、現在は複数のプロジェクトでリーダーとして活躍している。ファイナンシャルエンジニア(以下FE)の代表格として、後輩のロールモデルにもなっている。

「無難」な数式ではなく、「有り難い」と思われる数式を導き出すことが私の使命。

金融機関ではなく、敢えてシンプレクスでFEになる面白みとは?

 数理領域のロジックを活用して、ディーリングやトレーディング業務の収益最大化につなげていく、という意味では両者とも同じようなミッションを担います。しかし金融機関の多くは、システム化を外部委託することが多く、クオンツは自身の考えたロジックを自らの手でITを用いて形づくることができません。様々なお客様に対して、お客様とともに考えたロジックをシステムとして形作り、結果としてお客様の収益向上に貢献することができる…それがシンプレクスのクオンツ/FE職の醍醐味ですね。また、多くの金融機関では、クオンツとして最前線に出る前に、総合職として数年間を過ごす必要があるとも聞きます。シンプレクスでは、新卒入社者も本人にやる気があり実力を示しさえすれば、年齢・年次に関係なく金融フロント領域の最前線に立つチャンスが得られる。そんなところも、「ならでは」だなと思います。

社内初の3年連続スキップを女性社員が実現したわけだが、シンプレクスのダイバーシティをどう思う?

 すごく自然な形でダイバーシティが実現していると思います。ただ、誤解をしてほしくないのは「女性だから」、「若いから」という理由で特別扱いをする会社ではない、ということ。世の中では「若い女性が昇進した」となると、素晴らしい会社のように言われますが、そもそもそういう捉え方はちょっと違うんじゃないかなと思います。「女性を特別扱いする会社」じゃないから、シンプレクスは良いんですよ(笑)。結局は「正しい努力をしているか」「その結果、成果が出たか」これで評価が決まる。シンプルにそれだけですから、性別や国籍、年齢、年次…誰も気にしていません。「特別扱いしないという平等」、これこそがダイバーシティの本質だと思うんです。

FEとしてのこれまでのキャリア、これからのキャリアをどう考えている?

 今、シンプレクスではFEに多様性が出てきています。金融工学の領域を突き詰めて、数式作りに没頭するスタイルの人間もいますし、私のように現場との接点にこだわる人間もいます。両者が共存していることは会社にとって非常に大きいメリットだと思います。  私の場合「数学だけ得意だった私でも世の中に貢献できる」というのが喜びでした。だから、尖ったロジックに磨きをかけるアカデミックな方向よりも、現場のトレーダーが「実際に使いたいロジックは何なのか」を知りたくて、どんどん最前線に出て行きました。そうすると100点満点を目指した汎用的なロジックが必ずしも最善なのではなく、数式としては80点だけど「特定のお客様に根ざした数式」がビジネスとして求められることがあると気付いたんです。お客様ごとに「適切な妥協点」を見出すことが、実はすごく重要で面白みを感じる部分です。  また、金融機関の内部では、部署や役割が異なれば、目指しているゴールも違うし使われる言語も違ってきます。トレーダー部門、リスク管理部門、決済部門…等、それぞれに異なる正論が存在する中で、部署間を繋ぐ通訳のような役割を担い、その行動がお客様から感謝されることにも大きなやりがいを感じます。コミュニケーションが苦手だったはずの自分が、こういう形で役に立てているんだ、と。だから今でも最前線に出て行くのは止められないんですよね(笑)。これからも、数学という専門性を活かしつつ、自分ならではの価値発揮の在り方を追求していこうと思います。

「無難」な数式ではなく、「有り難い」と思われる数式を導き出すことが私の使命。